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グッチのデザイナー

アレッサンドロ・ミケーレ
 
フリーダ・ジャンニーニ
 
アレッサンドラ・ファキネッティ
 
トム・フォード
 

アレッサンドロ・ミケーレ Alessandro Michele

alessandro_michele.jpg 1973年、イタリア ローマ生まれ。 ローマのファッションアカデミーを卒業後、FENDI(フェンディ)のシニア・アクセサリーデザイナーを担当。 2002年、当時GUCCIのクリエイティブディレクターだったトム・フォードにその才能を買われ、グッチに入社。 2006年、フリーダ・ジャンニーニのもとでレザーのデザインディレクターを担当。2011年5月にはフリーダに次いでアソシエイト・クリエイティブディレクターに就任しました。
初のコレクションは2015秋冬コレクションにて発表され、中世的な折衷主義が魅せるコレクションとなりました。 エレガントでsexyなトム・フォードと、モダンでクラシカルなフリーダ・ジャンニーニを中和させたジェンダーレスなコレクションは、 これまで築き上げた「GUCCI(グッチ)」=イタリアらしい豪奢でグラマラスなブランドという図式を刷新。 また、クラシックとストリートなど、相反するものを掛け合わせたスタイルも確立しています。

フリーダ・ジャンニーニ Frida Giannini

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1972年、イタリア ローマ生まれ。
フリーダ・ジャンニーニ(Frida Giannini)という名前は画家のフリーダ・カーロにあやかって名付けられました。
ローマのファッション・アカデミー卒業後、小さなブランドのインターンを勤めたのち、 1997年にフェンディ(Fendi)に入社します。フェンディではウェアやレザーグッズのデザインを担当しました。

2002年、ハンドバッグのデザイン・ディレクターとしてグッチ(Gucci)に入社し、2004年にはアクセサリーのクリエイティブ・ディレクターに就任。 バッグ、シューズ、時計、スカーフ、ネクタイ、アイウェア、ジュエリー等のデザインを統括し、 「フローラ」プリントや乗馬にゆかりのあるアイコンなどのクラシックなモチーフを斬新なデザインに甦らせて成功を収めました。

2005年3月、アレッサンドラ・ファキネッティ(Alessandra Facchinetti)の辞任に伴い、レディス部門のクリエイティブ・ディレクターに就任。 アクセサリー、レディス両部門を担当することになりました。
さらに2006年2月にはメンズ部門担当のジョン・レイが「個人的な理由」で辞任し、同部門も彼女が受け持つことになり、 ジャンニーニはグッチ全体を統括するクリエイティブ・ディレクターとなりました。

GUCCIを世界の3大ブランドにまで押し上げた天才トム・フォード(Tom Ford)が去り、人々がグッチの衰退を予想する中、 フリーダは若く自由な発想でトム・フォードが築き上げたGUCCIを見事に一新させました。

新たな天才が現れたのです。

フリーダ・ジャンニーニのデザインのアプローチと焦点を絞ったマネジメントスタイルは、明確な意思と自信に加え、 女性らしさとイタリア人気質に特徴されます。 グローバルなファッショントレンドだけでなく、リテールにおける方向性にまで影響を及ぼすようなコレクションを相次いで発表。 グッチの伝統とクラフトマンシップを尊重し、そこに若さと新しい色彩、そして遊び心を盛り込み、 新しいグッチのデザインの方向性を指し示しました。
ジャンニーニの権限はデザインのみにとどまることなく、クリエイティブ全般へと広がっていきます。
グッチが世界各国で展開している新しいストアコンセプトにおいても、設計とインテリアのデザイン環境を 自ら整えました。また、全ての広告キャンペーンのクリエイティブ・ディレクションも統括し、 映画監督のデヴィッド・リンチや映像ディレクターのクリス・カニンガムなどの著名人とのコラボレーションも成功させました。 ジュエリーのキャンペーンではドリュー・バリモアクレア・デインズ、フレグランスでは ジェームズ・フランコ、アフリカ・マラウィとユニセフのためのチャリティプログラムではマドンナリアーナなど、 セレブリティとのコラボレーションを実現してきたのもジャンニーニの功績です。
フリーダ・ジャンニーニは、伝統の再解釈から生まれた革新的なデザインで、現代に軽快さを合わせ持ったラグジュアリー感を提案する、 ファッション界のニューリーダーです。

トム・フォード Tom Ford

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初監督映画『シングル・マン』発表時のトム・フォード
1962年、アメリカ・テキサス州オースティン生まれ。
ニューメキシコ州サンタフェの高校を卒業後、ニューヨーク大学で美術史を学ぶ。 当初は俳優を志していましたが、次第にアートやデザインに没頭するようになり、 パーソンズ・スクール・オブ・デザインに編入してインテリア・アーキテクチャーを学びました。
その後、1986年からキャシー・ハードウィック (Cathy Hardwick)、 1988年からペリー・エリス(Perry Ellis)でデザイナーとして活躍し、 1990年、ニューヨークからミラノに移り、グッチのレディス部門のデザインを担当。 1994年にはクリエイティブ・ディレクターに就任し、グッチ再興の原動力として手腕を発揮することとなります。
トム・フォードはそれまでの商品を再構築して、時代にフィットしたものを次々と世に送り出します。 スタイリッシュなコーディネートと高級素材をふんだんに用いることでブランドイメージを刷新。 世界中にグッチ・ブームを巻起こし、売上をそれまでの10倍以上にまで伸ばしました。
2000年からはグループ傘下であるイヴ・サンローラン リヴ・ゴーシュのクリエイティブ・ディレクターも兼任。 2000年春夏パリメンズコレクションでトム・フォードは1960年代のイヴ・サンローラン絶頂期ともいえる ウェストシェイプ、ハイショルダー、フレアージャケットのスタイルを打ち出し、大絶賛を受けました。
グッチにおいて多大な功績を残したトム・フォードでしたが、GUCCIグループの親会社、PPR(ピノー・プランタン・ルドゥート)と 対立し、2004年4月にCEOドメニコ・デ・ソーレと共にグッチを去ることになります。 トム・フォードは辞任に際して「お金の問題でなく、コントロールの問題」と語っています。 デザインやイメージ戦略など、ブランド全般を自分達の手でコントロールさせて欲しいというのがトム・フォードとデ・ソーレの希望でした。 これに対して、デザイナー軽視のPPRはオーナーである自分たちの指示に従えと考えていたようです。
GUCCIを去ったトム・フォードは、翌2005年、ドメニコ・デソーレと共に自身のブランドである「トム・フォード」を設立。
ニューヨーク、ミラノ、日本などに店舗を構え、2008年にはCFDAのメンズデザイナー・オブ・ザ・イヤーを受賞。 グッチ時代とは異なり、クラシカルな手法でメンズウェア、フレグランス、サングラスのラインを展開しています。

アレッサンドラ・ファキネッティ Alessandra Facchinetti

Alessandra Facchinetti.jpg1972年、イタリア・ベルガモ生まれ。
彼女の父ロビー・ファキネッティはイタリアのポップスターで、兄弟はDJやテレビ・スター、歌手だそうです。 こんな有名人揃いの家族の中で育った彼女ですが、 「彼らはみんな、有名になりたがったの。でも、私は違うわ。私はただ、単にファッションが好きだったの。」と語っています。
ベルガモスクールオブアート、ミラノのマランゴーニ服飾学院(Istituto Marangoni) では彫刻や建築、デザインなどを学び、 1993年ミュウミュウ(Miu Miu)に入社。ファッションデザイナーとしてのキャリアをスタートしました。
ミュウミュウには7年間在籍し、主にレディス、メンズのブランド・コーディネーターなどを務めた後、 2000年デザイン・ディレクターとしてグッチ(Gucci)に加わり、トム・フォード(Tom Ford)の片腕として手腕を発揮します。 トム・フォードがCEOドメニコ・デ・ソーレと共にグッチを去ると、2004年4月ファキネッティはレディス部門のクリエイティブ・ディレクターに就任しますが、 マネージメントの不一致により僅か2シーズンで辞任。その後2006年にダウンジャケットで有名なフランスのモンクレール(Moncler)へ移り、 モンクレールのファーストライン「ガム・ルージュ(GAMME ROUGE)」の立ち上げにクリエイティブ・ディレクターとして参加し、多大な成果を上げました。
そして2007年、ヴァレンティノ(Valentino)のレディスラインのクリエイティブ・ディレクターに指名され、モンクレールを退社。 これはイタリア・ファッション界の重鎮、ヴァレンティノ・ガラヴァーニ(Valentino Garavani)のデザイナー引退に伴うもので、 75歳の創業デザイナーから35歳のアレッサンドラ・ファキネッティに引き継がれるというダイナミックな交代劇は多くの注目を集めました。
2008年秋冬プレタポルテコレクションでデビューを飾り、ブランドの伝統を受け継ぎつつフレッシュでフューチャリスティックなテイスト を盛り込んで話題となりましたが、2009春夏のパリコレクションを最後にヴァレンティノを去りました。


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